この記事は 2024.12.20 に最新記事として更新されています。
マッチングサイトを低コストで構築するためには、以下のポイントに注目することが重要です。
今回、より具体的な内容とともにポイントを整理しました。
【事前知識】マッチングサイト構築についての前提知識記事
① マスター項目を調整する
不動産であれば、築年数や平米数などそれぞれの商材にあったマスターデータを用意することになります。
これらを出品フォームにそれぞれ入れて登録タイプが標準ではありますが、コストをより抑えたい場合の裏技としては下記のようなものがあります。
それは、、、
テキストエリアにあらかじめ定型文をいれておき、出品フォームを開くとすでにテンプレート文が表示される仕様です。
かんたんに言いますと、テンプレ文章をセットしておくということです。
これらにより、マスター項目は最小限でコストが抑えられます。
ひとつずつマスターに落とし込んでいき実装するよりかは、はるかにコストダウンができます。
※ 紹介している実例はRXパッケージでの実装例です。
もちろんデメリットもあります。
それは絞り込み検索機能として項目毎に分けることができません。
キーワード検索機能のみであればヒットします。
なぜならば、詳細文のみで記載しているので、マスター分けしていないからです。
むむ、、
どういうこと?ですか?
要は、例でいいますと築年数だけであれば、築年数のテーブルと呼ばれるグループを作りますが
これらをつくらずに単純にテキストだけで表示しただけなので、簡素にはなります。
一番分かりやすい例としてはメルカリです。
(メルカリより画像引用)
メルカリも最近では色やそのほかのオプションマスターデータが選べるようになりましたが基本的には任意です。
ですので、あくまでメルカリでも商品画像とカテゴリー、商品詳細文のみがベースで必須になっています。
② デザインをワイヤーフレームでレイアウトを組む
ワイヤーフレームとは、ウェブサイトやアプリを作る際に最初に作成する設計図のようなものです。
具体的には、ユーザーがウェブサイトやアプリを使う際に目にする画面のレイアウトや配置、必要なコンテンツの配置や大きさ、どこをクリックするとどのような操作ができるかを示します。
ワイヤーフレームは、最終的なデザインを作り上げるのに役立ちますが、マレントではデザインはデモサイトのテイストでもいいけどレイアウトだけは変更したいという場合に大変よくご相談されるサービスです。
たとえば、下記のようにレイアウト変更をデモサイトのスクリーンショットから提示した一例です。
もちろん文言追加や、仕様の追加・変更なども対応可能で、
下記のように資料に反映していただければ、お見積もり可能です。
特に重要なのは、
イメージ図内にかいている仕様や機能は機能一覧表もあわせてイメージ図と連動させておくことです。
こうすることで、イメージ図だけでは拾えない仕様も、開発会社側では理解することができます。
かなり重要なポイントですのでおさえておきましょう。
また新しい新機能を思いついてしまった場合も、めんどくさがらずに資料を再度作成するか追記しましょう。
仕様漏れであとから実装されていなかったとならないようにかならず念入りに確認することが大切です。
③ 購入者へのメッセージ欄を活用する
サービスの購入がなされマッチングしたあとに、下記のような形で購入者へのメッセージをおくりうまくコスト削減ができている事例になります。
それぞれサービス毎にあわせて紹介しております。
1. Zoom相談サービスの場合
出品時に『購入者へのメッセージ』欄に記入いただくだけで、余分な工数をかけずにビジネスマッチングサイトが構築できます。
例)① Zoom相談サービスの場合
ライブ配信サービスの場合、これらをすべてZoom連携して自動発行などもできますが、コストと見合わない場合、下記のように購入者へのメッセージをうまく活用してユーザーを誘導できます。
【Zoom相談サービス/テンプレート文章】
—
ご購入ありがとうございます。
下記、当日のZoom配信URLになります。
当日は皆様とお会いできることを楽しみにしています!
[URLをここに貼り付ける]
—
2. 制作サービスの場合
例)② 制作サービスの場合
制作サービスの場合、購入後の誘導でかなり最初の打ち合わせなどが楽になります。
ですので制作サービス系やクラウドソーシング系のサービスでは下記のようにあらかじめテンプレート文を作り込んでおくとよりスムーズなユーザー誘導が可能になると思います。
【制作サービス/テンプレート文章】
—
ご購入ありがとうございます。
早速ですが制作にあたり下記の詳細をサイト内のメッセージへお送りください。
1. ご希望納期(要相談)
2. ご希望の色やデザイン
完成イメージに近い画像やwebサイトURL等があれば、お送りください。
3. テキスト原稿
—
3. フリマサービスの場合
例)③ フリマサービスの場合
フリマサービスの場合、商品を購入したあとの流れとして配送先を尋ねたりする必要があります。
上位パッケージでは、自動で住所が表示されたりできる仕様もたしかにありますが、こちらもコストカットでなんとかしたいという場合は、下記のようにユーザーをうまくテンプレートで誘導させてあげる必要があります。
【フリマサービス/テンプレート文章】
—
ご購入ありがとうございます。
早速ですが、配送先をサイト内のメッセージへお送りください。
もしくはクロネコ匿名配送サービスでも配送可能です。
[URLをここに貼り付ける]
—
フリマサービスの一番のネックは配送部分の連携です。
配送部分の連携として、回避する策はクロネコヤマトの匿名配送を個別で行っていただくほうへ誘導することでうまくコストカットできると思われます。
※ 紹介している実例はRXパッケージでの実装例です。
4. 予約サービスの場合
例)④ 予約サービスの場合
予約サービスの場合、カレンダー形式から予約する機能があります。
Share-CUBEなどカレンダー形式から予約する仕様もたしかにありますが、予約サービスの場合は、むしろ型にはめずサービスだけ最初に購入させてあとから日程を相談するというながれの方が良いかもしれません。
【予約サービス/テンプレート文章】
—
ご購入ありがとうございます。
早速ですが、ご予約の日程確認をさせていただければと思います。
ご都合の良い候補日をお選びいただき、サイト内のメッセージへお送りください。
(下記の日程以外にも候補日があればなるべく調整いたします)
・9月15日(水)10:00~12:00
・9月17日(金)13:30~15:00
・9月20日(月)14:00~17:00
もしくは日程予約フォーム(外部サービス)でも日程調整可能です。
[URLをここに貼り付ける]
—
各出品ユーザーと予約する日程を個別でサイト内DMでやりとりを行う方法になります。
一旦サービスとして1時間分購入して、日程の調整は購入後に出品ユーザーとやりとりをおこなうことで対応できます。
※ 紹介している実例はRXパッケージでの実装例です。
このテンプレート文で一番重要なのは、出品ユーザーと購入者ユーザーに、サービスの使い方をうまくレクチャーして誘導してあげる必要があるということです。
このためには、サービス開始後の既存ユーザーへのセミナーであったり、サポート体制などを考えていく必要があります。
ウェブサービスは作るまでが醍醐味ではなく、いかにうまくウェブサービスをうまくつくっていくかというところにあります。
予算的にどうも厳しい場合は、上位パッケージではなく、ベースパッケージであるMallento RXなどで上記のように既存機能をうまく使うようにユーザーへ誘導してあげることも運用で大切なことになります。
あとからの機能追加などもできるので、一旦は「サービスを走らせてみる」ことが重要です。
実際に、流行っているサービスが使いにくいけどみんながつかっているから
などの理由で仕様を決めたりなどされるケースもよくあります。
自分の決めていた仕様はこれだったけど、他社の仕様はこうなっている
これでもサービスはまわっている、だからこれでもいい…
ウェブサービスには正解がない領域になりがちなので、ブレない部分も必要ですが、協業他社のサービスのレベルや仕様なども研究する必要が発注者にも必要と思います。
サービスを安く揃えるためには、発注者の目利きも非常に重要と考えます。
④ MVP(Minimum Viable Product)を意識する
MVPとは、新しい製品やサービスを開発するときに、最小限の機能を持つバージョンをリリースし、市場の反応を評価することを目的とした開発手法です。
ミニマムの機能を持つサービスを迅速にリリースし、市場の反応を得ることで、製品のアイデアや需要を確認し、改善や追加機能の開発に役立てることができます。
要はベータ版のリリースに近しいものになりますが、最初にリリースするバージョンは、必要最低限の機能のみを実装したMVPとすることで、開発期間やコストを抑えることができます。
この時にポイントなのは、必要な機能を洗い出し、優先順位をつけることが重要です。
ぜひ、スプレッドシートなどで機能の優先度を確認して、仕様をシンプルに設計することが大切になります。
【関連記事】マッチングサイトの構築に強いおすすめ会社を一挙公開!
費用対効果を高めたマッチングサイト構築はマレントへ
いかがでしたでしょうか?
マレントは、マッチングサイトやフリマサイトなどのサービスサイト構築専門システム会社です。
マッチングサイトを低コストで構築するポイントの他にも
まだまだコストを下げながら、費用対効果を高めつつPR運用する方法なども、業界10年以上のノウハウがマレントにはございます。
もし、自分だけのマッチングサービスを立ち上げたいとお考えなら、Mallento RXが最適な選択です。当社のMallento RXは以下のような特徴を持っています。
マレントおすすめ4ポイント!
1. パッケージからカスタマイズできる: パッケージ+カスタマイズ開発で自社オリジナルサービス構築が可能!
2. ちょうどいいコスト感: 大手Sler制作会社では実現できない手頃な価格コスト(60〜100万円程)
3. 高い開発技術とスピード感: 業界10年以上のベテランエンジニア多数在籍
4. SEOやサポートに強いエンジニア: 運用保守もNo.1実績があるサポート体制
【関連記事】マッチングサイトを低コストで構築するポイント
【関連記事】マッチングサイト構築のおすすめ制作会社一覧
まとめ
いかがでしたでしょうか?
以上が、マッチングサイトを低コストで構築するためのポイントです。
まとめますと、下記のようになります。
・既存機能をフルで活用する
・出品ユーザーへのサービスの使い方をレクチャーする
・イメージ図はデモサイトからキャプチャ画像(スクリーンショット)をとってそこから追記する
・かならずイメージ図と機能一覧表は連動させておく
・新機能を思いついてしまった場合は、かならず再度作り直すか追記する
・ミニマムでの仕様作りを意識する
ただし、コスト削減に重点を置きすぎると、品質やセキュリティが犠牲になることがあるため、バランスを考えながら開発を進めることが大切です。