この記事は 2025.1.6 に最新記事として更新されています。
学生と企業を結びつける採用マッチングサイト構築のご要望をいただき、クラウドソーシングパッケージ「CS-CUBE」をベースにした採用マッチングサイトを導入いただきました。
近年の採用活動の現状
近年は就職活動の自由化や、転職・採用サイトの増加、ITテクノロジーの進化で学生は様々な企業情報に触れることができるようになりました。
また、企業もより良い学生を採用するため、インターンシップやOB訪問、大学キャリアセンターへのリクルーター訪問等、いち早く良い学生を確保するために様々な工夫を行っています。
近年ではこういった就活市場動向から、企業と学生をつなぐ採用マッチングサイトの利用が企業にとっても、学生にとっても重要な役割を果たしています。
1. 早期採用やインターンシップを通じたアプローチの増加
企業は、優秀な学生をいち早く確保するため、大学3年生やそれ以前の段階での早期採用や長期インターンシップを強化しています。
人材獲得競争の激化に伴い、長期インターンを経て正社員採用に繋げる「インターン採用モデル」が普及しました。
2. 逆求人型採用の拡大
学生が企業に応募する従来型ではなく、企業が学生にアプローチする「逆求人型採用」が急成長しています。
学生が自己PRやプロフィールをプラットフォームに登録すると、企業から直接オファーが届くようなモデルで、企業側のメリットとしては必要とするスキルや経歴を持つ学生にターゲットを絞り、アプローチを行うことでより適した人材の獲得と採用活動にかかるコストの軽減が行えるようになりました。
3. デジタルツールを活用した採用活動
コロナ禍以降、オンラインでの採用活動が一般化し、デジタルツールの活用が進んでいます。
学生との接点を広げるため、ZoomやTeamsを使った面接が標準になりました。
また、そうしたフェーズにつなげるまでの学生を集めるプラットフォームとして特定の業界や職種に特化したマッチングサイトの需要が高まっています。
採用マッチングサイト構築
前述した採用活動の動向から、弊社には学生と企業をつなぐマッチングサイト構築のお問い合わせがあり、弊社のクラウドソーシングパッケージ「CS-CUBE」を利用した採用マッチングサイト構築のご提案を行いました。
採用マッチングサイトとは
採用マッチングサイトは、企業が求める人材と、就職を希望する学生や社会人をマッチングするプラットフォームです。
マイナビやエン転職とった求人情報掲載型のサイトで、応募者の条件やスキルに基づく最適なマッチングを行うのが特徴です。
ご要望
・理系大学生と若手エンジニアを求める企業とをマッチングさせるプラットフォーム
・企業が登録した長期インターンシップ求人に理系学生やエンジニアが応募できる
・企業側から欲しい人材にオファーできる
・求人掲載料を徴収するマネタイズ
ベースパッケージ
ベースパッケージは以下の特徴があるクラウドソーシングサイト構築に特化した「CS-CUBE」をご提案しました。
特徴その1. 案件登録機能
企業は欲しい人材に向けた案件を登録することができ、カテゴリや条件面などを細かく設定することができます。
特徴その2. プロジェクト管理機能
登録した案件がスタートすると、プロジェクト管理機能が解放されます。
各種作業計画や仮払い、作業報告や検収まで、プロジェクト管理のフローに乗るだけで簡単に案件完了まで持っていけます。
特徴その3. 双方向マッチング
応募者からだけでなく、企業側もユーザーの検索機能でスキルや経歴から検索し自社に適切な人材を探すことができます。
また、求める人材がいた場合にオファー機能を使って直接仕事を依頼することができます。
カスタマイズのご提案
今回のご要望は、大学生と若手エンジニアを求める企業とをマッチングさせるプラットフォームで、企業が登録した長期インターンシップ求人に理系学生やエンジニアが応募でき、企業側からも欲しい人材にオファーできるということで、基本的なフローはCS-CUBEそのままにサイト全体を採用マッチングサイト用に調整していきます。
その1. プロジェクト管理機能を採用マッチング式に変更
CS-CUBEのプロジェクト管理機能は、仮払いや作業報告等、支払い系の機能がありますが、今回これは不要なため、代わりに採用ステップのフローに変更していきます。
・進行フローを採用ステップに変更
下図赤枠、フローを「応募」→「書類選考」→「一次面接」→「二次面接」→「最終面接」→「採用」→「完了」のように変更
・進行フローを採用ステップに変更