マッチングサイトに必要な画面一覧|会員・掲載者・管理者別のページ構成と画面数の目安

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マッチングサイトを構築する際、必要な機能は考えていても、実際に何画面必要になるのかまでは決まっていないことがあります。

会員登録、検索、問い合わせ、メッセージ、決済といった機能は、それぞれ一画面だけで完結するとは限りません。たとえば会員登録には、入力画面だけでなく、メール認証、登録完了、認証期限切れなどの画面や状態が必要です。

マッチングサイトの画面数は、機能の数ではなく、利用者の役割、操作の流れ、取引状態を基準に考えることが重要です。
本記事では、マッチングサイトに必要な画面を、共通画面、利用者側、掲載者側、管理者側に分けて紹介します。

最初に結論|マッチングサイトには何画面必要?

マッチングサイトに必要な画面数は、掲載・問い合わせ型で約30~45画面、メッセージを含む標準型で約45~65画面、予約・決済・取引管理まで含む場合は約65~90画面が目安です。

サイト構成 画面数の目安 主な内容
掲載・問い合わせ型 約30~45画面 会員登録、掲載、検索、詳細、問い合わせ、基本管理
標準的なマッチング型 約45~65画面 お気に入り、メッセージ、履歴、掲載管理、審査、通知
予約・決済・取引型 約65~90画面 予約、申込承認、決済、取引進行、キャンセル、売上管理
大規模・複数サービス型 90画面以上 複数会員種別、複数取引、管理権限、外部連携

本記事の画面数は、株式会社マレントが2026年6月時点で510社・800件以上の相談・導入に対応してきた経験をもとに、一般的なWeb版のマッチングサイトとして算出した目安です。会員種別、審査方法、外部連携、取引フローによって実際の画面数は変わります。

【本記事における画面数の数え方】
独立したページまたは主要な操作単位を一画面として数えます。同じURL内で変化するエラー、完了、取引ステータスは「画面状態」として扱い、原則として合計へ重複して加えていません。PC版とスマートフォン版は、レスポンシブWebサイトを前提として同じ一画面とします。

実際の相談では、当初はトップ、一覧、詳細、問い合わせの4画面程度しか想定されていないことがあります。

しかし、会員登録、ログイン、掲載登録、マイページ、問い合わせ履歴、掲載審査、会員管理などを加えると、掲載・問い合わせ型でも30画面前後になることは珍しくありません。

画面数を数える前に確認すること

画面数を数える際は、URLの数だけでなく、会員権限や取引状態による表示の違いも確認します。

URL数と画面数は同じではない

取引詳細ページのURLが一つでも、取引状態によって表示する内容は変わります。

  • 申込承認待ち
  • 決済待ち
  • サービス提供中
  • 確認待ち
  • 取引完了
  • キャンセル

同じURLであっても、表示する案内、ボタン、操作権限、通知内容が異なるため、設計とテストでは別の画面状態として扱います。

会員種別による表示差を確認する

同じマイページでも、利用者と掲載者では必要なメニューが異なります。

利用者には問い合わせ履歴や購入履歴を表示し、掲載者には掲載管理、申込者管理、売上管理を表示する場合があります。

法人、個人、有料会員、審査済み会員などを設ける場合は、閲覧できる情報や操作できる内容も変わります。

入力・確認・完了も設計対象にする

  • 入力画面:会員情報や掲載情報を入力する
  • 入力エラー:必須項目や入力形式の誤りを知らせる
  • 確認画面:送信前に登録内容を確認する
  • 完了画面:登録や申込が完了したことを伝える
  • 期限切れ画面:認証URLや申込期限が無効な場合に案内する

すべてを独立したURLにする必要はありませんが、設計・実装・動作確認の対象にはなります。

正常時以外の状態も確認する

検索結果が0件の場合、掲載が終了している場合、決済に失敗した場合、アクセス権限がない場合なども考慮します。

ただし、細かなエラーをすべて独立画面として数える必要はありません。主要画面に付随する状態として画面一覧へ記載すれば十分です。

ログイン前・共通で必要な画面一覧

ログイン前の共通画面には、サービス内容を伝える画面、掲載情報を探す画面、会員登録・ログインに関する画面が必要です。

画面 主な内容 初期公開
トップページ サービス概要、掲載情報、利用方法、検索・登録への導線 必要
掲載情報一覧・検索結果 案件、商品、サービス、求人、会員などを一覧表示 必要
掲載情報詳細 説明、料金、条件、画像、掲載者情報、問い合わせ導線 必要
利用方法・料金 利用の流れ、会員料金、掲載料、手数料など 構成による
よくある質問・お問い合わせ 利用者の疑問への回答と運営会社への問い合わせ 推奨
会社概要 運営会社、所在地、連絡先など 必要
規約・プライバシーポリシー 利用条件、禁止行為、個人情報の取り扱いなど 必要
特定商取引法等の表示 有料サービスや通信販売に必要な表示 事業内容による
ログイン メールアドレスやパスワードなどでログイン 必要
会員登録 会員種別の選択と基本情報の入力 必要
メール認証 認証メールの送信、認証待ち、認証完了 推奨
パスワード再設定 再設定メールの送信と新しいパスワードの登録 必要

トップ、一覧、詳細だけでは、利用開始までの導線は完成しません。

登録、認証、ログイン、パスワード再設定、規約類も共通画面として確認します。

利用者・依頼者側に必要な画面一覧

利用者・依頼者側には、プロフィール、問い合わせ、履歴、メッセージ、取引状況などを確認する画面が必要です。

画面 主な内容 必要になるケース
マイページトップ 新着通知、利用状況、次に必要な操作を表示 会員制サイト全般
プロフィール表示・編集 登録情報、画像、自己紹介、希望条件など 会員情報を利用する場合
お気に入り一覧 保存した掲載情報を確認 比較検討が必要な場合
問い合わせ・応募 問い合わせ内容、希望条件、希望日時などを入力 問い合わせ・応募型
問い合わせ・応募履歴 過去の申込先、日時、対応状況を確認 履歴を残す場合
メッセージ一覧・詳細 相手とのメッセージ、未読、添付、通報など サイト内メッセージ導入時
取引・予約履歴 進行中と完了済みの取引を一覧表示 取引型サイト
取引・予約詳細 金額、日時、相手、現在の状態、次の操作を表示 取引型サイト
通知一覧 申込承認、返信、決済、期限などを表示 通知が多い場合
アカウント設定・退会 メール、パスワード、通知、公開範囲、退会 会員制サイト全般

マイページトップにはメニューを並べるだけでなく、未返信、承認待ち、支払待ちなど、利用者が次に行う操作を優先して表示します。

掲載者・提供者側に必要な画面一覧

掲載者・提供者側には、掲載情報の登録・編集、問い合わせ対応、予約・取引管理、売上確認などの画面が必要です。

画面 主な内容 必要になるケース
掲載者ダッシュボード 掲載件数、問い合わせ、取引、売上、未対応を表示 掲載者会員がいる場合
掲載者プロフィール 会社、実績、資格、評価、対応地域など 掲載者を比較する場合
掲載情報一覧 公開中、審査中、非公開、終了済みを一覧表示 掲載機能がある場合
掲載情報登録・編集 案件、商品、サービス、求人、画像などを登録・変更 掲載機能がある場合
掲載情報確認・プレビュー 登録内容と公開後の見え方を確認 登録項目が多い場合
問い合わせ・応募管理 申込者、希望条件、返信、対応状況を確認 問い合わせ・応募型
メッセージ一覧・詳細 利用者との条件確認や連絡 サイト内メッセージ導入時
予約・受注管理 承認待ち、確定、対応中、完了などを確認 予約・取引型
空き枠・受付設定 営業時間、休日、受付可能日時、在庫などを設定 予約型
売上・入金管理 売上、手数料、返金、入金予定額を確認 サイト内決済時
振込先・契約設定 振込先、料金プラン、契約状況などを管理 売上分配・月額課金時

登録画面だけでなく、掲載一覧、編集、公開停止、募集終了まで必要です。

これらがなければ、掲載内容を変更するたびに運営者が対応することになります。

管理者側に必要な画面一覧

管理者側には、会員、掲載情報、問い合わせ、取引、通報、決済などを確認・処理する画面が必要です。

管理画面 主な内容
管理ダッシュボード 会員数、掲載数、問い合わせ、取引、売上、未処理件数
会員管理 会員検索、登録情報、履歴、権限、利用停止、退会処理
本人・企業確認 提出情報の確認、承認、差し戻し、否認
掲載情報管理・審査 内容確認、承認、差し戻し、非公開、削除
問い合わせ・応募管理 申込元、申込先、内容、対応状況を確認
取引管理 取引状態、金額、当事者、期限、履歴を確認
決済・売上・返金管理 支払い、手数料、提供者売上、返金、入金状況
通報・違反管理 通報確認、警告、投稿非公開、利用停止、対応履歴
カテゴリ・基本情報管理 カテゴリ、地域、タグ、料金、通報理由など
お知らせ・通知管理 お知らせ、自動メール、テンプレートなど
管理者・権限・操作ログ 運営担当者の権限と操作履歴を管理
CSV出力・サイト設定 各種データの出力、手数料、公開設定など

管理画面は一画面へすべて詰め込まず、一覧で対象を探し、詳細で履歴を確認し、承認・停止・返金などを実行する流れに分けます。

機能を追加すると何画面増える?

問い合わせ後の連絡や取引をサイト内で完結させるほど、確認、承認、決済、キャンセルなどの画面や状態が増えます。

追加機能 増えやすい画面・状態 追加範囲の目安
サイト内メッセージ 一覧、詳細、添付、通報、ブロック 2~5画面・状態
申込承認 申込、承認待ち、承認、拒否、期限切れ 3~6画面・状態
予約 日時選択、確認、完了、変更、キャンセル 5~10画面・状態
決済 支払方法、確認、結果、失敗、再決済 4~8画面・状態
取引管理 対応中、発送、確認待ち、修正、完了 5~10画面・状態
キャンセル・返金 申請、受付、審査、結果、返金状態 3~7画面・状態
本人確認 提出、確認中、差し戻し、承認、否認 3~6画面・状態

この数字は、機能を単体で追加した場合の設計対象の目安です。

既存のマイページや取引詳細へ統合できる場合もあるため、構成別の画面数へそのまま加算するものではありません。

構成別|画面数の内訳を比較

画面数は、サイト内でどこまでマッチングと取引を完結させるかによって変わります。

領域 掲載・問い合わせ型 標準型 予約・決済・取引型
共通画面 10~14 11~14 12~16
利用者側 5~8 9~13 15~21
掲載者側 6~10 11~16 17~24
管理者側 9~13 14~22 21~29
合計 30~45 45~65 65~90

掲載・問い合わせ型では、問い合わせ後のやり取りをメールや電話で行うことで、画面数を抑えられます。

標準型では、メッセージ、履歴、通知、掲載審査が加わります。

予約・決済・取引型では、正常に完了する流れだけでなく、申込拒否、決済失敗、キャンセル、返金なども必要です。

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スマートフォン版は別画面として数える?

レスポンシブWebサイトではPC版とスマートフォン版を別画面として数えませんが、デザインと操作確認は両方必要です。

同じ画面でも、スマートフォンでは次の変更が必要になることがあります。

  • 検索条件をモーダルやドロワーへ入れる
  • 表をカード表示へ変更する
  • 主要なボタンを画面下部へ固定する
  • サイドメニューを折りたたむ
  • 入力項目を縦一列にする

トップ、検索一覧、詳細、会員登録、掲載フォーム、マイページ、取引詳細は、スマートフォン版も個別に確認した方がよいでしょう。

管理画面はPC中心でも運営できますが、外出中に掲載承認や通報対応を行う場合は、主要操作のスマートフォン対応も必要です。

画面数だけで構築費用は決まらない

利用規約のように文章を表示するだけの画面と、検索、権限、決済、通知を伴う取引詳細画面では、同じ一画面でも開発工数が大きく異なります。

費用へ影響しやすいのは次の要素です。

  • 会員種別による表示と操作の違い
  • 取引状態によるボタンの切り替え
  • 検索・絞り込み・並び替え
  • 画像やファイルのアップロード
  • 決済・SMS・本人確認などの外部連携
  • メール・サイト内通知
  • 管理画面からの承認・変更操作
  • PC・スマートフォン対応

そのため、画面数だけに単価を掛けるのではなく、各画面で行う処理まで確認する必要があります。

見積もり前に画面一覧へ記載する項目

画面一覧には、画面名だけでなく、誰が利用し、何を操作するのかを記載します。

  • 画面ID:U-01、P-01、A-01などの管理番号
  • 画面名:掲載一覧、取引詳細、会員管理など
  • 利用者:未ログイン、利用者、掲載者、管理者
  • 目的:何を確認・登録・処理する画面か
  • 主な操作:検索、登録、承認、決済、削除など
  • 表示条件:会員種別、権限、取引状態など
  • 遷移:どこから来て、操作後にどこへ進むか
  • 対応端末:PC・スマートフォンで操作差があるか
  • 公開時期:初期公開に含めるか、後から追加するか

初期公開では、トップ、一覧、詳細、会員登録、ログイン、掲載登録、問い合わせ、会員管理、掲載管理を優先します。

決済、売上、返金、予約、メッセージなどは、収益方法や取引の進め方に応じて追加します。

初期公開に必要な画面と、利用者が増えてから追加する画面を分けることで、過剰な開発を防ぎやすくなります。

マッチングサイトの画面構成に関するよくある質問

マッチングサイトには最低何画面必要ですか?

掲載・検索・問い合わせを中心とする小規模な構成でも、共通、利用者、掲載者、管理者の画面を合わせて約30~45画面が目安です。

管理画面も画面数に含めますか?

含めます。会員管理、掲載審査、問い合わせ管理、通報対応など、運営に必要な管理画面も開発範囲です。

確認画面や完了画面も一画面ですか?

独立したURLや主要な操作単位を持つ場合は、一画面として数えます。同じ画面内で切り替える場合も、画面状態として一覧へ記載します。

モーダルは画面数に含めますか?

簡単な確認モーダルは含めない場合があります。入力、決済、予約など複雑な処理を持つモーダルは、独立した設計対象として扱います。

すべての画面にワイヤーフレームは必要ですか?

すべてに必要とは限りません。トップ、一覧、詳細、会員登録、掲載登録、マイページ、取引詳細、管理画面など、主要画面と複雑な画面を優先します。

まとめ|画面一覧は役割と操作の流れから作る

マッチングサイトに必要な画面数の目安は次のとおりです。

  • 掲載・問い合わせ型:約30~45画面
  • 標準的なマッチング型:約45~65画面
  • 予約・決済・取引型:約65~90画面

画面数を考える際は、URLだけでなく、利用者の役割、会員権限、確認・完了・エラー、取引状態、PCとスマートフォンの操作差も確認します。

必要な画面を明確にするには、誰が、どの画面で、何を操作し、次にどこへ進むのかを確認することが重要です。

初期公開に必要な画面と、利用者が増えてから追加する画面を分けることで、開発範囲と見積もりの認識差を減らせます。

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