この記事は 2022.5.27 に最新記事として更新されています。
今回は、自社内のWeb担当者様もしくは制作会社様向けに
もしCtoCサイト構築が来た際の対応の仕方を下記に記させていただきました。
リサーチ・検討段階
各社に相見積もりを取るかどうかを悩まれる時期と思われます。
もしくはこれは他のCMSでなにかちょうどいいものが出てくるのではないか?ということも考えてしまいます。
まず、第一に考えなければならないのが
そのサービスを使ってどうしていきたいかになります。
新規事業を立てて金のなる木に育てたいのか、あるいは顧客データのみが目的であるのか等です。
主力となる最終着地点が売り上げではない場合
データなどの情報目的である場合は予算を少し低めに設定しても良いと思われます。
<この段階で必要な事柄>
・最終着地目標
・予算確定
・サイト概要や仕様について(大まかでもOK)
稟議前段階
リサーチ検討の時に用意した資料に沿って
システム会社を選定しますが、CMSなどの開発が長けている会社のほうがスムーズにいく傾向にあります。
理由はそれぞれありますが、ベースができているというのが主な要因です。
より近しいベースをもっているシステムパッケージを開発している会社があれば打診していきます。
ポイントとしては「足し算・引き算」です。
パッケージにどれを足す、どの機能を引く、それとも非表示させる、などを詰めていきます。
この時もまた、重要なポイントとして、外せない仕様は特にうるさく説明する ということになります。
マレントでは、総予算がこれだけあって、そのうちの大体これくらいの工数にまとめるとここまでできるなどの提案をしております。
工数管理をしっかりとおこなっているので、マレントでは相手によってふっかけてやろうということが全くなく算出するDNAを全社員が心得ているので
どの角度から見てもいつも同じ工数がでてきます。
(そういったことができるシステム会社が常に横にいると心強いと思うので選定は慎重におこなってください)
<この段階で必要な事柄>
・足し算・引き算で仕様を確認していく
・外せない仕様は特にうるさく説明する
・工数に避ける金額を先に伝える
実現段階・稟議中
役員などを通して稟議にかける場合、
見積もりとその費用対効果を説明しなければならない時があります。
正直それはすでにいる顧客をひっぱてきてサービスを運営する方がより効果が得られやすいですが
一からのスタートということであれば当然広告費などをかけたりマーケティング費用を計上せざるを得ないと思われます。
ですので、お見積もりではかならず総予算の60%ほどをシステム開発費用にあてつつ
バッファを多く見込むことが大切です。
<この段階で必要な事柄>
・仕様と選定した見積書
・バッファを見込んだ金額であること
・ロードマップ等
最終調整
めでたく稟議が通った場合は、ここからがスタートになりますが
稟議が通った時点で、システム開発会社に必要なものをきいておきましょう。
ある程度の仕様がすでに検討段階でかたまっているのであとはシステム開発会社にあとはまかせましょう。
最終の確認をおこなうのも良い手と思います。
新規のウェブサービス立ち上げはやりとりが長くなると仕様が変更となることがよくあるので、かならず仕様書もしくは同等のドキュメントやテキストで確認を行なってください。
<この段階で必要な事柄>
・サーバー情報、ドメイン情報、サイト名、そのほか諸々…を決めて担当者に伝える
・担当者と最終確認
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大まかに最低限でも押さえる必要がある部分を記させていただきましたが
本当はもう少し掘り下げて書きたいところもありました。
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システム開発では
新しいものや唯一無二のものを作り出さなければならない傾向がある産業なので、
実際に場数を踏んでいる担当者でも仕様確定に苦労します。
(マイホーム作りに似ています)
その中でもベースがあると非常にらくですので、
正しく既存システムのベースを理解して、ここをこうすればできるのではないか?という考えを描くことが大切です。
参考になれば幸いです。