【結論】BtoBマッチングサイト構築・開発はスクラッチ?パッケージ?ノーコード?最適解が3分でわかる比較

目次

結論:BtoBマッチング開発の最適解は「パッケージ+カスタマイズ」になりやすい

いきなり結論から言うと、BtoBマッチングは「パッケージを土台にして、必要な部分だけカスタマイズする」進め方が一番失敗しにくいです。

理由はシンプルで、最初の立ち上げで“必要な機能”が想像以上に多く、ゼロから作ると費用と時間が膨れやすいからです。

・まずは「運用に耐える最小セット」を短期で作る
・次に「売上に直結する機能」から順に追加する
・最終的に“自社の資産”として、自社サーバーで運用できる形に寄せる

先に迷いを終わらせる:3つの判断軸

  • いつまでに出したいか:リリース期限があるなら、ゼロ開発は基本的に危険です。
  • どこで差別化したいか:差別化ポイントがUI/UXなのか、業務フローなのかで正解が変わります。
  • 運用を誰が回すか:運用担当が非エンジニアなら、管理画面・保守・改善導線が命です。

スクラッチ・パッケージ・ノーコード徹底比較|BtoBはどれが正解?

BtoBマッチングは「権限・審査・請求・契約・ログ」が絡みやすく、開発手段の選び方で成功確率が大きく変わります。
ここでは費用・期間・詰みやすさの観点で、現実的に比較します。

開発手段 向いている条件 詰みやすいポイント おすすめ度(BtoB)
フルスクラッチ 要件が固い/予算と期間が十分/社内にPM体制がある 要件ブレで長期化、検収・品質担保が重い △(条件が揃えば◎)
パッケージ+カスタマイズ 早く出したい/必要機能が多い/運用しながら育てたい 設計思想とズレると拡張が苦しい ◎(最短ルートになりやすい)
ノーコード MVP検証/社内で試したい/短期の実験 会員・審査・権限・決済・通知が増えると限界が早い ○(検証用として)

①フルスクラッチ(ゼロから開発)

フルスクラッチは自由度が最大ですが、BtoBでは「後から必要になる機能」が多く、要件ブレ=コスト爆増になりやすいです。

<フルスクラッチでつくるメリット>

  • 独自性を最大化できる:業務フローに100%合わせられる
  • 設計次第で長期運用に強い:技術負債をコントロールしやすい
  • 外部都合に左右されにくい:ロードマップを自社で決められる

<フルスクラッチでつくるデメリット>

  • 費用と期間が読みにくい:要件追加で延びやすい
  • 検収と品質担保が重い:テスト観点が増えて止まりやすい
  • 運用設計が後回しになりがち:管理画面・ログ・権限が弱いと運用が破綻

費用目安:小さめでも500万円〜1,500万円、中規模以上だと2,000万円〜になりやすいです。
期間目安:4〜10ヶ月(要件が増えると1年コースも普通にあります)

②パッケージ+カスタマイズ(おすすめ)

BtoBで一番失敗しにくいのは、「運用に必要な土台」を最初から持っている進め方です。
まず短期で出して、売上に直結する機能から順に追加できます。

<パッケージ+カスタマイズでつくるメリット>

  • 最短で運用できる形に到達しやすい:権限・管理・通知などが揃いやすい
  • 改善サイクルを回しやすい:フェーズで追加開発しやすい
  • 総額が読みやすい:必要な部分だけに投資できる

<パッケージ+カスタマイズでつくるデメリット>

  • 設計思想とズレると拡張が苦しい:無理な拡張で逆に高くつく
  • 最初に全部盛りしがち:優先度がないとコストが膨れる
  • 出口戦略が必要な場合も:将来の移行/分離も見据えて設計する

費用目安:80万円〜400万円(MVP)+追加開発で300万円〜800万円が多いレンジ。
期間目安:MVPなら1〜3ヶ月、追加開発を含めて3〜6ヶ月が現実的です。

③ノーコード(検証用)

ノーコードは最速で試せるのが強みです。ただBtoBは「権限」「審査」「請求」「ログ」が入った瞬間に限界が来やすいので、用途を割り切るのが正解です。

<ノーコードでつくるメリット>

  • スピード最優先で出せる:最短で検証を回せる
  • 小さく試して学べる:需要があるかを早く確認できる
  • 初期コストを抑えやすい:まずは最小で始められる

<ノーコードでつくるデメリット>

  • BtoBの複雑要件に弱い:権限・承認・請求・監査ログで詰みやすい
  • 乗り換えが重い:データ移行や仕様差で手戻りが出る
  • 月額が積み上がる:長期運用で総額が逆転しやすい

費用目安:初期0〜30万円+月額1万円〜10万円(ツール/連携次第)。
期間目安:最短1週間〜1ヶ月で検証は可能です。

よくある勘違い:「安く作る」と「安く運用する」は別

初期費用が安くても、運用で詰むと結果的に高くつきます。BtoBは特に、権限・審査・請求・契約・ログが絡むので、後からの作り直しが起きやすいです。

【失敗ケースから学ぶ】開発手段ごとの落とし穴と回避策

1)WordPressで作る(“サイト”は得意、 “サービス”は苦手になりやすい)

 

よくある失敗 なぜ起きるか 回避策 向く条件
アップデートで改修費が積み上がる プラグイン依存+互換性問題が出やすい 機能を絞る/カスタム方針を最初に決める 会員機能が薄い/情報掲載中心
“手入力の一覧サイト”になった 運用設計(登録・承認・権限)が不足 管理画面と運用フローを先に設計する 小規模で完結、拡張予定が薄い

2)超低予算(10〜30万円)(“それっぽい”は作れても、運用が回らない)

よくある失敗 現場で起きること 回避策 向く条件
希望していたマッチングにならない 登録・検索・メッセージ・審査が未実装 MVPとして割り切る 検証目的で短期運用
見た目がチープで作り直したくなる UI/UXの作り込みができない テンプレ前提で“差別化しない”と決める 最小の検証だけ

3)SaaS(月額)(初速は出るが、成長すると依存が重くなる)

よくある失敗 なぜ起きるか 回避策 向く条件
改修したいのに自由が利かない 提供元の仕様・開発優先度に依存 “出口戦略(移行)”を先に決める 短期立ち上げ・検証
気づいたら月額が積み上がる 利用量・機能追加で費用が増える 3年総額で比較する 運用を完全委託したい

4)アジャイル/AI開発(“進む”けど“終わらない”が起きやすい)

よくある失敗 現場で起きること 回避策 向く条件
要件定義で予算が尽きる 人月課金で膨れやすい 最初に上限と“出すもの”を固定する 意思決定が早い体制
結局、品質担保が弱い 検証やテストが後回し 受入基準とテスト項目を先に決める 運用改善が中心の案件

BtoBで最初から必要になりやすい機能

カテゴリ 具体機能 なぜ必要か(担当者向け) 後回しにすると起きること
会員・権限 法人/個人の切替、権限ロール、承認フロー “誰が何をできるか”が曖昧だと運用が破綻します 社内外の混乱、権限事故、対応工数が爆増
検索・導線 検索、絞り込み、保存、レコメンド BtoBは「探せる」ことが成約率に直結します 問い合わせが増えず、広告費が無駄になりやすい
商談・連絡 メッセージ、添付、既読、通知、テンプレ 連絡が遅いと“案件が流れる”のがBtoBです 返信率が落ち、継続率が下がる
信頼性 本人確認、審査、通報、ブラックリスト 荒れると一気に人が離れ、戻りません 炎上・クレーム・退会連鎖
運用 管理画面、ログ、監査、CSV出力 担当者が日々回せないと、結局止まります 属人化・対応遅延・データが活かせない
請求・契約 請求書、契約管理、手数料、明細 BtoBは“お金の処理”が複雑になりがちです 請求ミス、トラブル、回収遅延

スクラッチ

向いているケース(結論:要件が固い企業向け)

  • 要件が固い:やりたいことが明確で、途中で仕様が変わりにくい。
  • 体制がある:発注側にPM・業務責任者がいて、判断が早い。
  • 投資前提:初期にしっかり投資して、長期で回収する計画がある。

詰みやすいポイント(BtoBは“後出し”が多い)

詰むポイント 起きがちな原因 避けるために最初に決めること
要件が増え続ける 現場ヒアリングで要望が無限に出る 「MVPの範囲」と「次フェーズ」を分ける
品質と検収が重い テスト観点が膨大、バグが出ると長期化 受入基準、テスト項目、責任分界点を固定
見積が読めない 要件が曖昧だと、精度の高い見積が不可能 決める順番(優先度)を明確にする

パッケージ+カスタマイズ

向いているケース(結論:一番現実的になりやすい)

  • 早く出したい:リリースが遅れるほど、事業検証が遅れます。
  • 機能が多い:BtoBは最初から必要機能が多く、土台があると強いです。
  • 運用で育てたい:改善→追加を回しやすいのが強みです。

落とし穴(“パッケージなら安心”ではない)

落とし穴 起きること 回避策
設計思想が合わない 無理な拡張でコストが逆に高くなる “差別化ポイント”がそのパッケージで実現できるか確認
月額必須で総額が膨れる 3年で見るとスクラッチ並みに 初期+月額+保守+改修の「3年総額」で比較
運用が見えてない 管理画面が弱く、担当者が疲弊 管理画面デモ/運用フローのすり合わせを必須に

ノーコード

向いているケース(結論:検証用としては強い)

  • まず検証:市場の反応を見るだけなら十分なケースもあります。
  • 短期で出す:とにかくスピード優先の段階に向きます。
  • 要件が軽い:審査・決済・権限が薄いなら成立しやすいです。

限界が来やすい部分(BtoBで増えがちな機能)

増えがちな要求 ノーコードの弱点 現場で起きること
権限・承認フロー 柔軟な権限設計が難しい 運用が回らず、手作業が増える
請求・契約・手数料 業務ロジックが複雑化すると破綻 外部連携が増え、結局開発が必要に
監査・ログ ログ要件を満たせないことがある トラブル時に追えず、対応が遅れる

比較表

比較①:費用・期間・総額(目安)

項目 スクラッチ パッケージ+カスタマイズ ノーコード
初期費用 500万〜1,500万円 80万〜400万円(MVP)+追加で300万〜800万円 0〜30万円
期間 4〜10ヶ月 1〜3ヶ月(MVP)/全体で3〜6ヶ月 1週間〜1ヶ月
月額/保守 保守10万〜50万円(体制次第) 保守5万〜30万円(範囲次第) 月額1万〜10万円
拡張性 高い(設計次第) 高い(思想が合えば) 低〜中(限界が早い)
3年総額 初期が重い バランス良いことが多い 小規模なら安いが、拡張で逆転しやすい

比較②:結局、どれを選ぶ?(迷ったらここ)

あなたの状況 おすすめ 理由
まず市場を検証したい ノーコード or 小さめパッケージ 速度重視で「答え合わせ」を早くする
半年以内に事業として出したい パッケージ+カスタマイズ BtoBは必要機能が多いので、土台があると強い
要件が固く、独自性が強い スクラッチ 作り切る価値があるなら投資が成立しやすい

最短で失敗しにくい進め方

ステップ1:MVPで「運用に耐える最小セット」を作る

  • 会員・権限(最低限):法人/個人、ロール、承認フローの骨組みだけ先に作る
  • 検索・絞り込み:BtoBは「探せるか」で成果が決まる。最初から核にする
  • メッセージ(基本):商談が生まれないと意味がない。添付は後でもOK
  • 管理画面(最低限):運用担当が回せないと止まる。最初から入れる

・最初から全部作らない。「運用が破綻しない最低限」だけ先に揃える
・MVPの範囲を決めて、次フェーズを最初から分ける

ステップ2:成約に効く導線を磨く(検索→比較→連絡)

  • 探しやすさ:条件保存、人気順、レコメンドで「見つからない」を潰す
  • 返信率:通知、テンプレ、既読で「返ってこない」を潰す
  • 信頼:審査バッジ、実績表示で「不安」を潰す

・BtoBは「導線の詰まり」を取るだけでCVが上がりやすい
・改善は検索→比較→連絡の順でやるとブレにくい

ステップ3:審査・不正・通報・ログで「場」を守る

  • 審査:法人確認、承認制で“変なユーザー”を最初から入れない
  • 通報:違反報告、ブロックでトラブルを沈静化できる状態にする
  • ログ:操作ログ・監査ログで揉めた時に判断できるようにする

・荒れると戻らない。BtoBは特に信頼が資産
・ログは「万一の保険」ではなく運用コスト削減装置

ステップ4:数字を見て改善する(登録率/返信率/成約率)

  • 登録率:導線の短縮、入力項目の最適化
  • 返信率:通知、テンプレ、返信期限の可視化
  • 成約率:比較UI、信頼情報、問い合わせ導線

・BtoBは「機能が多い」より「運用が回る」が勝ちやすい
・運用担当者がストレスなく回せる管理画面が地味に一番効く
・まずは“詰まるポイント”を先に潰すのが正解

よくある質問

Q:結局どれが一番安い?

初期だけで見るとノーコードが安く見えます。ただ、BtoBは運用で必要機能が増えやすいので、途中で限界が来ると作り直しになります。
結果的に「パッケージ+カスタマイズ」で最短に出し、伸びたところだけ追加するのが総額を抑えやすいです。

Q:最初から全部の機能が必要?

結論、最初から全部はいりません。ですが「運用が破綻しない最低限」は必要です。
権限・検索・メッセージ・管理画面。この4つが弱いと、早い段階で止まります。

Q:ノーコードで検証して、後から作り直すのはアリ?

コスト面で現実的ではないですが、予算に余裕があればアリです。
ただし“最初から作り直す前提”で、検証で得たい答えを決めておかないと危険です。
「ユーザーが本当に登録するのか」「問い合わせが生まれるのか」など、検証目的を絞るのがポイントです。

まとめ:作って終わりじゃなく、運用で勝てる土台を先に作る

マッチングサイトは構築して終わりではなく、運用しながら改善していくことで初めて伸びます。
最初から全部を完璧に作ろうとすると、費用と時間が膨らんで止まりやすいです。だからこそ、最初は「運用に耐える最小セット」を短期で出し、勝ち筋が見えた部分から育てるのが現実的です。

「自社のケースだと、スクラッチ・パッケージ・ノーコードのどれが正解かだけでも先に知りたい」
そんな段階でも大丈夫です。要件が固まっていなくても、よくある失敗を避ける前提で整理できます。

マッチングサイトがカンタンに構築できるパッケージシステム「Mallento(マレント)」の詳細は、下記からチェックできます。


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Mallento 編集部

Mallento 編集部

ビジネスマッチングサイトや動画配信、大規模サイト、大手企業などのサービス開発経験を大阪を拠点に、滋賀、東京で約40名体制で開発を行なっております。カスタマイズ経験豊富ですので他社の請負から難しい案件までご依頼お待ちしております。

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